Pocket

アルファ工業の商品には、充電式になっているものが多くあります。
今日は、充電式電池の代表である「リチウムイオン電池」について簡単に説明します。

リチウムイオン電池は、何度も充電して繰り返し使えるので、スマホから自動車まで様々な製品に使われています。アルファ工業の商品でも、電動工具をはじめ様々な商品に使われています。

リチウムとは、原子番号3の元素(元素記号 Li)です。”スイヘーリーベぼくのふね”の”リー”がリチウムです。
リチウムイオンとは、リチウム原子から電子が1個なくなって、プラスの電荷をもった状態です。Li+と書きます。イオンとはこのように、原子から電子がなくなったり、余分にくっついたりして電気を帯びた状態のことを言います。

リチウムイオン電池は、正極(プラス極)、負極(マイナス極)、セパレータ、電解質で構成されています。
電解質の中に、セパレータを挟んで正極と負極が置かれています。正極と負極は、リチウムを含んだ材料が使われます。
セパレータは、絶縁材料が使われますが、リチウムイオンを通す小さな穴があいています。

リチウムイオン電池を充電すると、正極のリチウム原子は電子を離しリチウムイオンとなり、負極に移動していきます。

liion1 

放電の時は、逆に負極からリチウムイオンが正極に移動します。これにより外部の回路に正極から負極に電流が流れ、製品に仕事をさせることができます。

liion2

Pocket