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センサーライト「キューブ」の主な電源は、太陽電池(ソーラーパネル)です。太陽電池はどのような仕組みで電気が起きるのでしょうか?

太陽電池は、P型、N型という2種類の半導体を合わせた構造をしています。半導体の中には+(プラス)の電気を持っている粒子(正孔)、-(マイナス)の電気を持っている粒子(電子)があります。
ここに太陽の光を当てると、+の粒子はP型半導体へ、-の電子はN型半導体へ集まります。これを「光起電力効果」といいます。

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+の電気が集まったP型半導体と-の電気が集まったN型半導体を導線で結ぶと-の電子は+の方へ流れていきます。この流れによって電球が光ります。

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太陽電池は太陽光が当たる昼間しか発電することができません。「キューブ」は昼間太陽光によって発電された電気を蓄電池(バッテリー)に蓄えて、夜センサーライトを光らせるのに使っています。

※-の電子が流れる向きは、電流の向きとは反対です。昔、電子が発見される前に+から-の向きを電流が流れる向きと決めてしまったからです。電気が流れるというのは、実際には-の電子が流れているのです。

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